結婚披露宴の絆
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結婚披露宴で関わる人の数は式場関係者だけでも(規模により異なりますが)数十人
から、多い時には100人を超える場合もあります。
こちらのサイトに結婚披露宴の種類が記載されています。
そのほかにも、当日機材や材料を運んでくれるトラックの運転手さん、料理の 手配をしてくれる料理人など、関わる人の数はとても多いものです。 たった1日で出会う数としては、人生で最大ではないでしょうか。 その中で最も親密になるのが、打ち合わせをする方です。 結婚披露宴は会場が決まり、結婚式当日まで半年〜1年かけて内容を決めていきます。 その間、打ち合わせスタッフは何か特別な理由がない限り同じ人が 進行していると思います。 ということは、この打ち合わせスタッフの方とは半年〜1年間、ずっと結婚披露宴の 話をすることになり、こちらの要望や悩みや、こうしたいけど実現できるかなど、 細かく打ち合わせしていきます。 こうして打ち合わせしていく中で、お互いに壁がなくなり、金銭的な問題など 少し言いにくいことでも相談して、その中でより良い結婚披露宴を作るパートナーの ようになります。 打ち合わせスタッフも一生に一度のことですので、なんとか要望に答えたいと 試行錯誤の繰り返しでプロとしての意見も聞かせてくれます。 テレビでこんなことを聞いたことがあります。 結婚式の登場でヘリコプターを使いたいと新郎から提案があり、実現させるために、 許可を取りに走ったスタッフもいました。 他には、思い出があるからなんとか披露宴で花火をあげたいという新婦の要望で 危険物取扱いの免許を取ったスタッフもいたそうです。 自分たちのために、ここまでしてくれたスタッフのことは一生忘れないですよね。 実際、結婚披露宴が終わってから、その式場に挨拶に行ったり、定期的に 訪れる方は多いそうです。 私も、その一人ですが、「結婚披露宴を挙げているのは私たちだけじゃないから、 覚えてないかもしれないね」なんて言いながら、それでもお礼が言いたくて 式場に行くと、スタッフの方は「来てくれたんですね」と、とても喜んでくれました。 子供が生まれてからも、お邪魔したのですが、とても喜んでくれました。 その方がおっしゃっていました。 「こうして結婚してからも来てくれることがとてもうれしいんです。 それだけ印象に残る式ができたのかなと、こちらもうれしく思います」と。 私たちも一生に一度なので本気ですし、相手も本気でいいものにしたいと思ってくれて いるからこそ、こういう感情が生まれるのかもしれないですね。 つながった絆は一生大切にしていきたいですね。